農民
職業概要
おそらくファンタジーRPGの世界で、最も就業人口が多い職業だ。畑を耕し、種をまき、作物を刈り取り、それを領主に収めるか、町に運んで売りさばく。林業や牧畜などを行なっている事もある。
就職方法
実は農民になるのは意外と難しい。農業には土地が必要だからだ。土地を購入するにはお金がいるし、もしかしたら土地の売買そのものが禁止されているかもしれない。そこで大抵は小作人、または住み込みの手伝いとして就職する事になる。
求められる能力
農作業の専門知識が必要だが、学ぶのは比較的容易だ。周りも農民だらけなので、教えてもらう場は沢山ある。頭脳労働に特化した人以外は、何とかやっていけるだろう。ただ長期的に農業を行う場合は性格的にかなり向き不向きが出てくる。向いていると考えられるのは、細かい作業に強く実務的、まじめ、活動的、繰り返し作業に強い、忍耐力があるといった特性のうち、いくつか満たしているものである。
年収の目安
150～400万円
ファンタジーRPGの農民が、貧困にあえいでいる事はほとんどない。戦争やモンスターにより村が荒らされた場合は別だが、基本的に高い生産性を誇っていると考えられる。たた大規模な農場を持っている事は稀なので、高収入は望めない。それでも冒険者といった非常勤の戦闘職や、踊り子や吟遊詩人といった芸能系に比べれば遥かに安定しており、戦死するリスクもない。
やりがい
広告小作人であれば就職は容易で、収入も比較的安定している。安定志向の人や、冒険に備えて基礎的な体力を付けたい人にお勧めできる。人と話す必要もさほどないため、煩わしい人づきあいが嫌いな人にも向いている。もっとも農村では、仕事以外の人づきあいが多いかもしれないが・・・。
イラスト
農民 提供：左側 橙碧風花 右側 氏家
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